もっと話していたいけど… 生徒会長はそんなにのんびりしていられないんだ… 名残惜しく感じながらも、椅子から立ち上がる。 予定の悪い日があるか尋ねると、これまた赤い顔で 「ないです!!///」と答えた。 手と首を精一杯振るその姿に 自然と笑顔になってしまう。 「さ、さようなら…!!///」 彼女の赤い顔を見つめながら、頭の中に焼き付ける。 手を振り合って、図書室を出た。 ドアを閉める直前、笑顔でこっちを見ていた中川さんに、胸が苦しくなったような気がした。 .