それからは、余計なことを考えないように作業に集中した。 そして、もう1つ段ボールが埋まったとき…… ガララッ!! 「……おぃ、弥斗。 お前、何やってんだよ。」 「ぁっ…副会長…!!」 紳が、乱暴にドアを開けて 図書室に入ってきた。 なんでだ? 今日は学校も休んでたのに… そのことも気になるけど… 紳の登場に、いち早く反応した中川さん。 やっぱり、好きなんだろうな… 途端に息が苦しく感じて、紳から目を反らして床を見た。 …彼女は今 どんな表情で紳を見ているのだろう… .