それからは慌ただしく作業に追われる毎日だった。

指定された授業中以外にも、放課後や休み時間も使って動く。



文化祭当日が迫るにつれて、生徒会の仕事も増えていき

本当に忙しい毎日だ。




「会長、ペンキないんだけどっ」

「わかった、もらってくるよ。
何色?」

「白!!!」




文化祭進行委員の女子に言われ、一人教室を出た。


騒がしい廊下を歩き、目指すは美術室。

文化祭の準備中だけは、道具や材料を持ち出していいことになっている。





ガラララ…



美術室のドアを開けると、中にいたのは

先生ではなく……





.