「今度は………」 「ぇ…」 ありったけの笑顔で 優しくて艶やかな声で 俺の「武器」を使って 耳元までたどり着く。 少しでも 俺を気にしてくれるように 頭の中に存在していられるように 今より 近付けるように………… 耳たぶに触れるか触れないか ギリギリのラインまで近づき 囁いた。 「今度は……俺から会いに行くからね」 呪いのような想いを込めた言葉は キミを縛り付けて起きたくならないように 心の底にしまっておくことにしよう……… 『ずっと一緒にいたい』 .