電車を見送って、後ろに居るであろう彼女に声をかけた 「……あの、」 いい加減、手を放して欲しいんだけど…… 振り向くと、やっぱり彼女が居て、俺の顔を見つめてる 初めてちゃんと見れた彼女は、思いの外可愛い… いやいや、そうじゃなくて 「あのー……?」 「…王子様……」 「え?」 瞳をキラキラさせたかと思うと、彼女は笑顔で言った 「好きです!」 「はぁ!?」