親太郎の周りに集まり、あたしの伴奏に合わせて歌い始めた。 鳥肌がたった。 涙も出てきた。 なに? このサプライズ。 伴奏を続けながら、高橋くんに目を向けると、親指を立てニヤニヤ笑っていた。 一緒に歌ってくれたのは、舞台に上ってきてくれた3年生だけではない。 会場のみんなも、体をゆっくり左右に揺らしながら歌ってくれてた。 みんながひとつになってた。 あの空いていた席は、この3年生達の席だったんだ。 あたし達に内緒で、舞台袖で待機してくれてたんだ。