「………」
「おまえのしてきたことって、すげーことなんだよ」
3人は同時に微笑んだ。
「おまえら……」
「俺達に、夢を与えてくれたんだからな」
「………」
高橋くんが親太郎の頭を乱暴に撫でると、親太郎は俯いて唇を噛みしめていた。
「……よかった。あの時、全力で動いてて、本当に、よかった……」
親太郎……
「おいおい。泣くのはまだ早いぞ、親太郎」
拓海くんが親太郎の顔を覗きこんで言った。
「まだライブ始まってねーじゃねぇか」
「感動するのは、ここからだよ、親太郎」
叶くんは、親太郎にハンカチを渡しながら言った。
その時ちょうどライブ開始のブザーが鳴った。
会場から、歓声が上がった。
「ほら、俺らのリーダー。円陣でも組みましょうぜ」
拓海くんは、親太郎の肩に腕を回していった。
あたし達も、それに続いてみんなで肩を組んだ。
親太郎は涙を拭って、大きく息を吸い込んだ。
「よぉし!! おまえらっ!! 俺らの歌で会場をわかせようぜー!!」
「よっしゃー!!」


