また、明日~天使の翼を持つキミへ~



気が動転した。


ひたすら親太郎の名前を呼んで、肩をゆすった。


「親太郎っ!! 親太郎っ!! 起きてっ、起きてよっ!!」


体が震えて涙が止まらなかった。


なんで?

さっきまでちゃんとご飯食べてたのに、どうして?


さっきまで親太郎と話してたのに、どうしてっ!?


「親太郎ってばっ!!」


あたしが泣き叫ぶと、親太郎は薄っすらと目をあけた。


「……菜緒?」


あたしを見て微笑む親太郎。


「親太郎っ!! 血がっ!! どうしよう!! 血が止まんないよっ!!」


ティッシュで親太郎の鼻を押させていると、親太郎は力の入らない手で、あたしの手を掴んできた。


「やべ……また出てきたか……」


「またって!?」


「最近、よく出るんだよ。でも大丈夫。 菜緒、ナースコール押して」


親太郎に言われ、震える手でナースコールを押した。