うそ……
そんなに短いの?
覚悟して聞いたつもりだったけれど、そんなにすぐだとは思わなかった。
「親太郎は、このこと」
「まだ知らないよ。
親太郎くんは、キミとの夢の為に必死に生きようとしている。
本当はね、もうどんなに治療しても遅いんだ。
でも、親太郎くんはまたキミ達と一緒に学校に行くんだって目標を持って毎日頑張ってる。
私達も、最後の望みをかけて必死に治療してるんだ」
だけど――。 と、先生は言葉を続けた。
「菜緒ちゃん、覚悟はしていてほしい」
落ちた。
暗い暗い、奈落の底へと。
――覚悟。
あと2カ月の命だと聞いて、そんな簡単に覚悟なんてできるわけがない。
うそだ……
本当に、あと2カ月で……?
あと2カ月で、親太郎はいなくなっちゃうの?
そんなの、絶対にうそだよ!!


