*小高サイド* 「ふーん、ふんふふふーん♪」 鼻歌を歌いながら教員室に向かう廊下をスキップする俺。 今はなんと言っても上機嫌なのだ。 さっきまで一緒にいた、杜山 聡美を思い出す。 彼女が他の女の子達と違う所。 それはいろいろあるけど、一番違うのは俺への態度だと思う。 だって俺は普通の俳優とかより全然かっこいいし、背ぇ高いし、顔ちっちゃいし、とにかくかっこいいからさ。 “小高 恢”っていうブランドを欲しがるような女の子ばっか寄って来るんだよね。