プログラミング・デス

「うっ」

 体が徐々に吊り上げられていく。自重で首のチェーンがじわじと食い込んできた。

「がっ、あ──っ」

 きつく締め上げられ意識が遠のいていく。

「ククク」

 苦しむベリルを眺めてフォージュリは嬉しそうに目を細めた。

 しかし──

 ベリルは後ろ手に縛られている両手を、両足を曲げて前に持っていき、その手錠を一瞬で外して首にかかっているチェーンを掴みクレーンの上に勢いをつけて飛び乗った。

「なに!?」

「ゲホッ、ゴホッ」

 チェーンを首から外して咳き込む喉をさする。あと少し、対処が遅ければ首が折れていた。

「猿か」

 フォージュリは薄笑いでベリルを見上げた。クレーンの下降ボタンを押しながらハンドガンを手にする。