――死に神に捕まった者には罰ゲーム・・・ 放送での女の子の言葉を思い出し、緊張感がはしる。 そこで逃げれば良かったんだけど、香君はただ真っ直ぐにその曲がり角を見ていて逃げる様子はない。 人として、見捨てて逃げることは出来ない。 それに、死に神の姿を見てみたい、という好奇心もあった。 「・・・・・・っ、あっ」 「なんだ・・・」 曲がり角から出てきたのは・・・