家からの一時避難て事で
6月15日入院。

裕稀とは外泊(土日)しか
会えなくなっていた。

けど、裕稀の病気は
待ってくれない。
裕稀も5月に入院している。

8月24日久しぶりにゆっくり裕稀の面会に行った。

裕稀は薬の副作用で痩せていて元気ではなさそうだった。

「裕稀、久しぶり。」

「久しぶりだね。由愛元気?」

「裕稀、先生許可くれたら
外出する?今年は紅葉が早いからもう色付いてるのあったよ。」

「まじで?じゃあ芳川の桜見にいくか!」

「先生が良いって言ったらね。」

コンコン。
「失礼します。」

「先生あの…「「裕稀君のお母さんから聞いたよ。外出行きたいなら行っておいで。でも条件がある。」」

「なんですか?」

「何かあったら連絡する事。無理はしない事。緊急の場合は救急車呼んでから先生に連絡してね。」

「分かりました!」

「お母さん送ってー」

「もう前に回ってるよー」

「裕稀早くーっ!」

「先生行ってきます。」

「いってらっしゃい」


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「裕稀起きてー。着いたよ!なんで今寝るよ?」

「力を蓄えた!」

「うそつけっ!」

「うん嘘!」