でも昨日知り合ったばかりなのに、そんな馴れ馴れしい言い方は……
「あの…安西……「お前、ケンカ売ってんの?」
「っ!!」
「ほら。わかったら呼べ」
有無を言わさない顔。
本当にいいのかな……?
でも断れる状況じゃないし……
「つ……司先輩///?」
なんでこんな照れながら呼ばないといけないのよ―……///
「ふっ、よし。合格」
――ドキッ
優しく笑うせ……司先輩に、胸が一瞬跳ねた気がした。
「まぁ、“?”はいらないけどな」
綺麗な顔があたしに優しく微笑む……
やっぱりカッコいい……
「じゃあ俺、こっちだから。また放課後な。」
「……はい」
ぽーっとした意識のままそう答えた……
いつの間にか階段を上りきっていたあたしたち。


