「あたしも……司先輩だけを……司だけを好きだよ」




「っ//ほんと反則……」




だから司先輩。



司先輩もあたしだけにして?


あたしだけを愛して……



あたしのそばにいて……




これからもずっと……



不器用なあたしたちらしい、恋愛をしていこ。



きっとあたしたちなら、大丈夫だから。



「鈴加……」


「ん?」




「愛してるよ」




「っ……あたしも……愛してます」



ふっ……と2人で笑いあって、司先輩が眼鏡をカチャ……という音をたてながら外した。





そして、夕日が差し込むこの部屋で、そっと……2つの影は重なった―……





☆End☆