口をそっと開けて、舌を差し込む。



「んあっ……せん……ぱ……」



苦しそうに肩を叩く鈴加から、ゆっくりと口を離した。


「はぁ―……はぁ―……」



突然のキスに十分に息を吸ってなかった鈴加。


涙がうっすら浮かんでいて、その姿に体の体温が一気に上がった気がした。



「もう一回……」


「へ?ん゙んっ……」




もっとしたい……



もう、変態ぽくてもいいかも……



鈴加がほしい。



「司先……んっ」



もっと……


「ちょっ……」


もっと欲しい……



「んんっ……」



鈴加が欲しくて止まらない……




なんか意識すらボーッとしてきた。



夢中になりすぎて体温でもあがったか?



頭も朦朧とするして……



「司先輩……?」


あ、あれ?


鈴加が歪んで見える……



「っ!司先輩っ!?」






鈴加の驚いたような顔が一瞬見えて、そこで意識は途切れた―……