――――――――………


「飯行くぞ―っ!」



相当腹が減っていたのか、夏輝が叫びながら俺のところにやってきた。



「あぁ―……」



それから夏樹と食堂に向かった。





「おばちゃん。2人共A定食ね」



ニコニコ笑いながら注文をする夏樹。




つ―か俺、まだそれにするって言ってねぇのに……


まぁ、いっか……



「あっ、蘭だ」



そう言った夏樹の視線の先を追うと、城田たちも俺たちに気づいたのか、ニコッと微笑み近づいてきた。




「鈴加、英語辞典悪かったな?」



城田にピタッとくっついている鈴加に謝った。




「いいですよ。全然間に合いましたからっ」



そう言って満面な笑みを見せてきた。



あれ……?



もう機嫌治ったのか?




なんだ……



……もうヤキモチ妬いてねぇのか。




おもしろくねぇ―な……