開演時間になって、注意事項を叫ぶスタッフさんの声を片耳に入れながらホールに入った。 ライブは盛り上がっていて来てよかったと思った。 ────……‥ 「最高だったね-♪」 「うん。すごくよかった!」 私と葵は興奮気味に、東京の街を歩いた。 今日はホテルに泊まる。 さすがにこの時間に帰ろうとすると、地元に着いたら電車動いてないだろうから。