あたしは好きだよ。 悪戯な悠生も優しい悠生もワガママな悠生も甘えん坊の悠生も。 全部好き。 だけど思ってるだけじゃ伝わらない。 「好き…悠生の全部が好き」 特に何も考えずに声が出る。 「…襲って欲しいの?」 あたしがいる段より3、4段下にいる悠生。 「そんなんじゃないっ」 「照れんな照れんな」 「照れてな…」 窓の光が悠生を程良く照らす。 少し下にいる悠生があたしを見上げる。 「ほら、転けんなよ?」 凄く優しい表情。 心の奥まで暖かくなる表情。 あたしはこれからも悠生についてくよ。