…。 海千祭の前日。 「一緒に回ろう」 誘われたのは悠生からじゃない。 「ごめん」 あたしはハッキリ断れた。 「渋谷と回るの?」 「…1人で回る」 「そんな…一緒に…」 「じゃあね」 あたしは椎名を振り切った。 「…あ、詩織」 「大雅、美風…」 「お前明日どーすんだよ」 「え?」 大雅達は見抜いてるような口振りだった。 「悠生が泣きついて来たぜ?」 「泣いてはなかったよ」 …悠生が? 「…じっくり聞かせて貰おうか」 あたしはあっという間に大雅に連行された。