美風のステージを見ずに校舎に戻った。 人混みは苦手。 「あ、凛ちゃんだぁ」 …唖然とした。 「凛ちゃんだぁ」 うちの名前を連呼する知らない男。 「誰?」 「君の…ファンです」 オドオドした様子の男。 「…は?」 つい聞き返してしまった。 「君のファンですー…」 美風の、の間違いよね? なんでうちにファンなんかいるのよ。 「ツンデレ萌…」 ボソッと呟いた男。 …吐き気がした。