だけど後ろから美風を狙ってる人影。 小谷だ。 「…」 オレは小谷を睨んだ。 「大雅?」 「あいつまじむかつく」 そしてオレは声を大にした。 「てめーこれから美風の周り10メートルの範囲に入んな」 「な…」 「美風はお前が何してもオレの女だ、わかってんだろーな」 「いつか美風ちゃんだって俺の魅力に気づいて…」 「それはないよ」 美風が悪魔の笑顔で言った。 「…ひどいっ」 小谷は泣きながら走って去ってった。