うつ伏せになりバタバタ足をバタつかせていると、 あきれたような圭介くんの声が聞こえた。 「…希美。 彼方が真っ赤っか。」 バサッと音がしたと思ったら、圭介くんのブレザーがあたしの腰に落とされていた。 『あらほんと。 どーした??』 「え、いや、あの、」 「オレらだって健全な高校男児なんだよなー? かーなたー??」 「は、はい……。」 顔を赤くし、モジモジする彼方と そんな彼方を面白そうに覗き込む圭介くん。 『は??』