「勉強なんかこの世から消えてなくなれー!!」


誰もいない空き教室でそう叫んだのは、勉強嫌いの圭介くん。


『お前は専門決まってんだから別に良いだろ!!

勉強の邪魔しないでくださーい。』



どうやら入学式までの課題を出されたらしい。

課題って言っても本読むだけなんだけどね。



それに比べてあたしはガチ勉中。


センター試験を4日後に控えた今、圭介くんの相手をしてる暇はない。