「ねぇ、キミ可愛いね。一人?」 あたし、中島希美。 今、ベンチの上、体育座りの状態で、凌ちゃんさん待ち。 凌ちゃんさんは、来る途中で忘れ物に気付いて、取ってくるから遅れるってさ。 「あれー?シカト?」 目の前には、金髪のお兄さんと、ピアスだらけのお兄さん。 「彼氏さん待ってるんです。」 「彼氏?そんなんいーからオレらと遊びいこーよ。」 金髪のお兄さんが隣に座った。