「京平は、誰よりも内田のこと大事に思ってたと思うし、誰よりも内田の傍にいたと思うよ。」 慎吾はそう言ったきり何も言わず、少しして帰った。 「明日、カンさんには俺がテキトーに言っとくよ。」 「え…?」 「明日は、学校出てくる気にならないだろ?」 「…あぁ…わかんない…」 「まぁ、お前が来ないようだったら言っとくから。」 「わかった…。ありがと。」 また自分の部屋に1人になった。 そこで初めて、自分がずっと制服のままいたことに気付いて、部屋着に着替えた。