ある日モテ期がやってきた!!~愛されすぎてどうしよう~



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その日の夜。

犬太郎から再びメールが来た。


【 今日は本当にごめんな。
で、これからのことなんだけど、今まで通りメールで色々話していこう。
実際に会うのは、ユウの気持ちにちゃんと整理がついてからでいい。 俺はずっと待ってる。
俺に会いたくなったら言って? その時は5秒で会いに行く(笑) 】


……犬太郎は今まで通り笑ってくれていて、それが嬉しくて、胸の奥がジーンと熱くなる。


【 私、犬太郎のことが好きだよ。
でも、犬太郎以上に「好き」って思える人が出来たかもしれない。
正直まだ、よくわからないけどね……。 】


直接会えたら、言おうと思ってた言葉。
不安を感じながらも、それをメールする。


【 ユウが決めたことが1番だろ? 俺は、ユウが幸せならそれでいい。
ユウに彼氏が出来たら、その時は俺も彼女作るよ(笑) 】


私が決めたことが1番。 それが私の、幸せ……。

……ごめんね、犬太郎。 そして、ありがとう。


【 犬太郎は優しいね。 】

【 今頃気付いたのか? 俺はいつでも優しいぞ(笑) 】


犬太郎が笑うから、私も笑う。
彼のメールは、今も変わらず私を笑顔にさせてくれる。