ある日のこと。 「優輝っ!!」 大人っぽい綺麗な声がした。 優輝、という言葉に私も思わず振り向くと、 あのときの先輩だった。 「これ、来月の日程表だから!チェックしといてね!」 そう明るく笑いかける先輩。 「はい。わざわざありがとうございました!」 笑い返す坂田君。 胸がズキズキして、2人をみられなかった。