あたしと彼と白いキャンバス

「クラスの子?」

「…はい」

「友達なんだ。名前は?」

「……志乃」


名字も思い出せないクラスメイトを友達だなんて。

酷い罪悪感だ。

口の中が苦く感じる。




「そう。先約があるんじゃ仕方ないね。残念だな」




言葉とは裏腹に、先輩の目はなんだか楽しげに細められていた。

面白い玩具を見つけた子供のよう。


…なんだか悪い予感がする。