あたしと彼と白いキャンバス

緊張した硬いエネルギーを発して互いを探り合う。

睨めっこみたい。


そんな状況を先に崩したのは、先輩のほうだった。


「――わかった」


なにが?

そう聞きたいのに、声が出ない。


先輩は長い睫毛を震わせ、ゆっくりと目を伏せる。



「もう、いい」



諦めたように背中を向けられ、
胃がじくりと痛んだ。


このまま終るのか。

このまま?