あたしと彼と白いキャンバス

ふああ、とのんびり欠伸をした篠宮先輩が、その場に倒れこむ。


「ちょっと仮眠させて…」

「いや。え、帰らないんですか?」


今度はあたしがビックリした。


9時半なんですけど。
夜なんですけど。

仮眠ってなに。


「やーだ。ここで寝る」


ぶりっこみたいな口調で言って、クッションを枕に機能停止。

猫みたいに丸まっている。




「千里先輩、かわいいなあ」


志乃は笑いを堪えながら、みんなのコートを掛け布団代わりに篠宮先輩の身体に被せていった。