あたしと彼と白いキャンバス

「あの、これチビって書いてあるんですけど…」


新太郎先輩はふひっと悪戯っぽく笑ってあたしの頭をがしがし撫でる。


「お前のことに決まってんだろー」


うう。
この野郎。

…でも、嬉しいんだから仕方ない。




「――つか、千里のプレゼントは?」


ケーキを食べている最中、新太郎先輩がフォークの先で篠宮先輩を指した。


「あ。俺?」


篠宮先輩は軽く肩を竦める。

あたしはフォークを噛んで、ふたりの様子を眺めた。



少しだけ、期待しながら。