あたしと彼と白いキャンバス

時間はあっという間に過ぎた。


夕方になり、日が傾いて。

あたしはやっと帰ることにした。



「じゃあね」

「え~、もうかえっちゃうの?」

「うん。また来るから、いい子にしててね」

「エリカはいっつもいい子だよぉ」


ぷうと頬を膨らませたエリカの頭を撫でて、病院を後にする。





駅からは人が流れ出していた。

ちょうど学生や社会人が帰路につく時間だ。

駅前の小さな喫茶店に女子高生が入っていく。


あのお店は中学の頃によく通ったっけ。