ノコギリとこすれ合う、金属的な音。 幸い、私たちのいる場所には人が ゙いない゙。 「……始末するのは、私だけじゃなかったの?」 「だって、邪魔でしょ?」 この子は、根本的に歪んでる。 ……それは、私もか……。 「それより、なんだか不思議な武器を、持ってるね」 「……嬉しいわ、ありがとう」 「気持ち悪いって、意味だったんだけど、伝わらなかった、みたいだね!」 「……ごめんなさい、ジョークってあんまり分からないの」