偶然の出会いが、

小さな花を咲かせ、

幸せのカタチと変わった日から半月が過ぎていた。

2月14日。

アタシはいつものようにアツを仕事へ送り出した。

玄関先でアツが、


「何か忘れてない?」


って言ったけど、

知らない振りをした。

バレンタインのチョコだってわかってたけど…。