「よし! 春休みになったら皆で遊びに行くか!」 「行く!約束だからね」 「ま、その前に楽しみな通知表が待ってるけどな」 「意地悪だね、 ヨシは…」 何も言わなくても、 アタシの心の中はヨシにはお見通し。 アタシはヨシに抱き付き、 小さい子供のように泣きじゃくった。 アタシの背中をポンポンと叩きながら、 「はいはい、泣くのは終わり。 今日はオムライス作ってやるから」 「ありがとう、ヨシ…」 オムライスはアタシの大好物だから…。