昨日は眠れなかった。夢の中にまで村井が出て来た。



何故か村井と私は結婚式を挙げていた。




どういう事?




村井と私が結婚あり得ない。




村井が私なんかと結婚するはずがないよ。




「お嬢様おはようごさいます。朝食の用意が出来ました。」




ママはパパの所へいってるから、又私一人だ。




「お嬢様今日は珠稀も村井も一緒に食べますから、ご安心下さい。」




ありがとう村井。




私が一人で食事する事を嫌うから、村井我が儘言ってごめんね。




「お嬢様何も気にならさなくていいんです。村井がお嬢様と一緒に食事したいだけですからね。」




村井はずっとそうだ。




この屋敷に来てから、村井はいつも私の側にいて、一番に私の気持ちを考えてくれた。