バイクが止まったのは広い公園だった。




まさかね、何でこんなに沢山のバイクが止まってる訳。




もしかしてもしかだよね。



よくテレビで見る暴走族。



みんな派手な服来てるよ。



袴田健太郎は普通の制服だ。




これって暴走族の集会?




あり得ないんですけど、そんな事より逃げなきゃ。




警察なんかに捕まったら、ママに何を言われるか分からない。




バイクが止まると同時に飛び下りた。




いたた、慌てて下りたからそのままコケてしまった。



「おい大丈夫か?何を慌ててるんだよ。瑠璃華には手出さないから安心しろ。
俺ダサい女に興味ないし、瑠璃華オバサンぽいし、
俺女に困ってないからさ。」




頭来たから思い切り殴ってやった。




「瑠璃華何しやがる。俺様を殴るなんていい度胸してるよな。」




「袴田健太郎が酷い事言うから悪いのよ。そんなの殴ったうちに入らないわよ。」




「瑠璃華足から血出てんぞ。」




血は駄目そのまま気を失った。