王子と姫が出会いました。

リビングでブーブー言ってるふたりに仕方なくご飯を出した。



「姫のメシ最高だな!!」

「最高だな!!」

「真似すんなよ」

「僕、パパみたいになりたい!!」

「それは卑怯だろ。泣かせる気かよ」

「なんで泣くの!?パパ泣き虫~」



賑やかな家です。



でも笑顔が耐えない幸せな家。



そして王子君、35歳。



「父が亡くなり、20年が経ちました。その後を引き継ぎ、もり立てていただいた先代の社長や副社長には大変お世話になり、とても感謝しています。この度、代表取締役社長の大役を仰せつかりました、城野 王子です」



王子君が社長に就任しました。



もちろん、いろんな人を呼んでのパーティです。



あたしも蒼路と出席してて、見知らぬご婦人にたくさん挨拶された。



「パパって社長なの?」

「ん~、そうみたい」

「偉いんだね、パパ」

「偉いのかな?」



ライアンや冬次さんには今だに頭が上がらないけど。



ディックも一緒に副社長に就任して、世代交代の時期です。