王子と姫が出会いました。

ママとなるべくたくさんの愛情を伝え続けた。



風邪をひいたらとにかく慌てて、ケガをしたら泣きじゃくる我が子を抱きしめた。



遊び相手と解釈された王子君は早く帰るように努力して。



朝は髪の毛を引っ張って起こす息子。



「蒼…痛い…」

「ママが時間だって!!」

「普通に起こしてほしいんだけど…」

「パパ、ママ睨んでる」

「よし、起きたっ!!」



家族って素晴らしい。



あたしの居場所、あたしの守るもの。



「ねぇ、パパ。僕ってママとパパの子じゃないの?」

「誰がんなこと言ったんだよ…」

「3組のコ…」

「まぁな、お前はパパとママの子じゃねぇよ」

「えっ…」

「血なんかどうだっていいだろ。パパは蒼が大好きなんだから」



ネクタイを絞めながらあっさりと養子のことを話してしまった王子君に唖然とした朝…。



いくらなんでもまだ小2…。



「僕…」

「誰がなんと言おうと俺は蒼路のパパ。一緒に暮らしてりゃあ家族だ」

「あっ…」



ポロポロ涙を流し始めた。