王子と姫が出会いました。

少し意地になってた部分もあって。



一生ふたりでいなきゃいけないと思ってた。



「王子君っ!!」

「いっ…いてぇから…。もっと優しく飛び付けよなぁ~…」

「あたし、親になってもいいのかな?」

「えっ?」

「自分の子じゃなくても…愛していいの?」

「…………そんなの決まってる」



あたしと王子君が決意を固めた瞬間だった。



法的なことは全部王子君に任せてしまったけど…。



冬次さんはあたし達の決断に賛成してくれた。



「ママはなにも言わないよ。姫の人生ですもの」

「パパは…なにも言えた立場じゃないからな…。ちゃんと愛せるんだろ?」



あたしの両親だって反対はしなかった。



やっぱりあたしの親は不思議。



でも今、逆にそれがありがたく感じる。



あたし達、親になるんだね。



「姫、本当にいいの?」

「決めたの。あたしも王子君と血なんか繋がってないもん。でも死ぬほど大好きだから!!」

「姫らしいか…」



蘭ちゃんも瑞紀君も、新しい家族を迎えることを見守ってくれていた。