王子と姫が出会いました。

【姫】



あたしと王子君、結婚して4年。



子どもが出来ないとわかってから2年が経った。



ヒマさえあれば王子君が旅行に連れてってくれて、たくさんの国へ行った。



あたしの好きなことをやらせてくれて、たくさん笑顔をくれる。



王子君がそばにいればなにも望まないよ。



そう思ってた。



「あのさ…」

「はい?」

「子ども…育てる気はねぇかな?」

「どうして…そんな…」

「違うからな!?俺達はほら、できねぇからさ…養子とか…」

「養子の話しなら前にしました…。ふたりで生きて行くって…決めたじゃないですか…」

「だよな。悪い、変なこと言って…」



急に持ち出した養子の話し。



前にも話し合ったことがあった。



結局お互いいらないってことになり、その話しは終わったはずなのに…。



「なんかあったんですか?」

「いや、なんもねぇよ?メシにしよ」

「王子君…」

「明日早く帰れそうだから久しぶりにラーメン行こうか」



隠し事はイヤです…。