王子君がいない人生をどう生きたらいいのかわからない!!



もう…ヤダ。



辛くなるのもイヤ!!



先に帰って王子君の帰宅を待った。



「お前っ…なにやってんの?」

「王子君じゃなきゃヤダ…。いなくなったらどうしたらいいかわかんない…」

「そんな話し聞きたくねぇから」

「なにしたっていい!!二股かけられたって我慢するから!!だから王子君の彼女に戻りたいよぉっ…」

「まず中に入れ…。仕事行くまでな」



王子君の部屋に入ってベッドに座った。



そのままグッとベッドに押し付けられて…。



「なにしてもいいんだろ?どうせ俺なんかいつまでも信用されねぇからな」

「痛いっ…」

「そばにいてぇなら他の女と同じ扱いだ。やめるなら今のうちだぞ」

「やめ…ない…。好き…」

「だったら耐えろよ?」



キスすらしない。



痛いだけ…。



体も心も…痛い…。



このまま壊れてしまうかと思った…。



「後は勝手に帰れ。じゃあな」



王子君、あたしはそれでも王子君が好き…。