王子と姫が出会いました。

友達も連れてきたことがない部屋に初めて王子君を入れた。



あたしの部屋ははっきり言ってうるさい。



ピンクとオレンジが多くて、漫画もたくさんある。



「姫っぽ…」

「ごめんなさい、散らかってて。タオル持って来ますね」



この時、あたしは気づいてなかった。



誰も入らない部屋の油断に。



タオルを持って部屋に戻ると、ブレザーを脱いだ王子君が一点を見つめてた。



「なにかありまっ…キャァァァア!!ごめんなさいっ!!」

「いや、俺こそ…ガン見してごめん…」



干したままになってる下着がっ!!



恥ずかしい恥ずかしい!!



しかも大好きなピンクのフリル!!



「今のは見なかったことに…」

「できねぇな。見たもん。ウソつかねぇって約束したし」

「そこはウソついてください!!見てないって言ってほしかった~!!」

「でもカワイかったし。姫って中身も姫なんだな!!」



今から穴を掘って入ろうかと思います。