【姫】
まさか会うとは思わなかった…。
なにかと因縁をつけてあたしに文句ばっかり言ってたコ達に…。
だけど王子君が手を引いてくれた。
『ごめんね、また今度』
そう言った王子君はササッと会計を済ませてあたしを店から出してくれた。
あんまり知られたくはない中学時代。
できれば会いたくなかった…。
「コンビニで傘買うか」
「王子君…」
「ん?相合い傘したいとか?」
「ありがとう…」
「ははっ!!積極的だな、姫!!」
気にさせないようにと、あたしの話しは無視。
でもそんな王子君に涙が出そうになった。
この人ならあたしに手を差し延べてくれる…。
あたしを救って、守ってくれる…。
そんな気がしたんだ。
「相合い傘はムリですよ。身長差がありすぎて濡れちゃう」
「濡れるとか言うなよ…」
「はい…?」
「いや、こっちの話しで…。とにかく傘買うか」
コンビニまで濡れた。
王子君となら雨に打たれても楽しいな…。
まさか会うとは思わなかった…。
なにかと因縁をつけてあたしに文句ばっかり言ってたコ達に…。
だけど王子君が手を引いてくれた。
『ごめんね、また今度』
そう言った王子君はササッと会計を済ませてあたしを店から出してくれた。
あんまり知られたくはない中学時代。
できれば会いたくなかった…。
「コンビニで傘買うか」
「王子君…」
「ん?相合い傘したいとか?」
「ありがとう…」
「ははっ!!積極的だな、姫!!」
気にさせないようにと、あたしの話しは無視。
でもそんな王子君に涙が出そうになった。
この人ならあたしに手を差し延べてくれる…。
あたしを救って、守ってくれる…。
そんな気がしたんだ。
「相合い傘はムリですよ。身長差がありすぎて濡れちゃう」
「濡れるとか言うなよ…」
「はい…?」
「いや、こっちの話しで…。とにかく傘買うか」
コンビニまで濡れた。
王子君となら雨に打たれても楽しいな…。


