なんだかあたしが悪い気がして来てしまう…。



その日はあまり言葉も交わさないで眠った。



そして次の日、全部置きっぱなしの学校に行ったら教室に彩君がいた。



懲りないというか…。



「お前なにしに来たんだよ…」

「俺、昨日フラれた…。いろいろ引っ掻き回して悪かったです…」

「急に謝られても気持ちわりぃから」

「それから慰めてもらって、俺のこと好きだって言ってくれたから付き合ってみることにした」

「あ!?意味わかんねぇ!!誰と誰が!?」

「俺と、1年でいちばんカワイイコ…」

「心変わり早いから。まぁ俺はそれでありがたいが」

「そこで相談なんだけど、先輩って一人暮らしって聞いたんだ。俺、もう転校したくねぇから住まして?」



な、なんか話しが全く見えないよ?



彩君、すごいコだ…。



「いいよね?見てよコレ。体痣だらけ。痛くて病院行こうかな~。診断書もらって来ようかな~」

「しゃべれねぇようにしてやろうか?」

「友達だろ!!」



なんか、王子君が懐かれちゃったみたいで…。



一見落着?