王子と姫が出会いました。

姫に抱き着かれた腰周りがやけに敏感に感じる。



やっぱり好きだ、姫!!



「あっ、ここです!!」

「1時間もかかってねぇけど…」

「あたしがトロイんです~」



40分ほどで着いた姫の家は新しい一軒家だった。



ここに姫が住んでんのか…。



「カバン置いて来ますね」

「あっ、うん…」



やっぱり姫んちで遊ぶってことにはならないらしい…。



ぶっちゃけ入りてぇよ、姫の部屋。



でも今の俺はチューしようとすると思うから都合いいかも…。



「お待たせしました!!」

「よし、街行くか」

「はい!!」



カバンを置いて来て身軽になった姫の手をさりげなく握ってみた。



はい、挙動不振。



しかも顔真っ赤。



やっぱりダメだったか…。



「ごめんなさい、調子に乗りました…」

「イヤじゃないです!!イヤじゃなくて…ビックリ…しただけです…」



ヤベッ…カワイイ…。



それにマジで嬉しい…。