王子と姫が出会いました。

『ヒマですよ』



だからデートはOKなのか?



まぁこれはOKと取っていいんだよな?



『じゃあ放課後、そっちの教室行くから』

『わかりました』



いまどき珍しく絵文字もない。



よくて『!』がついてる。



きっとアイツは使い方がよくわかってないらしい。



そんなとこも他の女と違ってて好きだったりして…。



どこに行こうかな、なんて考えたまま終わった授業。



いつも姫は頑張って長距離を来てるわけだから、今日は姫の地元に行こうと決意した。



たまには彼氏(仮)らしく送りたいもんだ。



ホームルームを乗り切ったら姫の教室に行く。



隣のクラスは教師の話しが長くて、ホームルームが終わるのが遅い。



やっと終わったから姫を目指して教室に入った。



今日も神的カワイさ…。



「あっ、王子君」

「帰りますか」

「はい!!」



その太陽スマイルはマジで悩殺もんだ。



チューしてぇ…。



チューだけでいい…。



チュ~…。