湯舟に入った王子君に後ろから抱きしめられ、超密着…。



ドキドキが止まらない…。



「姫~?」

「はい…?」

「来年も俺の誕生日祝ってくれる?」

「もちろんでっぬぁっ…」



み、耳っ!!



かじられたっ…。



もうヤダです…。



「王子君っ…あのねっ!!」

「ん~」

「食べて…ください…」

「なにを?」

「あたしっ…を…」

「喜んで」

「キャッ!!」



王子君があたしをお姫様抱っこして湯舟から出した。



全部見えてるっ!!



「ちょっ!!ナシですよ!!」

「落ちるぞ~」



力いっぱい王子君にしがみつき、できるだけ見えないようにしたつもり…。



抱っこされたまま取ったバスタオルで早急に体を覆った。



「最低っ!!」

「俺のもちょうだい」

「王子君のバカっ!!変態っ!!」

「そんな変態バカを好きなのは姫だから。誘ったからには責任とってね~」



誘った…責任?



なんですかソレ~~~!!