王子と姫が出会いました。

次の日、全く何時なのかわからないまま目が覚めた。



全くよくなってなくて、体の節々が痛い。



それに熱くてキツい…。



頭だけは冷たくて…。



目を開けたら冷たいタオルが乗ってた。



瑞紀が世話焼いた?



アイツ蘭子ん家行ったよな…。



「えっ!?」



隣でスースー寝てるのは、昨日夢に見た姫で…。



ベッドの横の出窓にはスポーツドリンクがあった。



夢じゃなかった…?



夢じゃなかったよな…。



リアルすぎる。



ってことは…。



「あっ!!俺好きとか連発っ…」

「んっ…王子…君?」



ヤバくね!?



超我慢して耐えに耐えてたのに!!



「熱…下がりましたか?」

「い、いや…あっ…なんで…」

「瑞紀君が連絡くれて、王子君のことほっとけなくて…」

「俺インフルエンザなんだけどっ…うつったらどうすんだよ!!」

「それで会えるならうつる!!王子君と同じなら辛くないもん!!」



ヤバッ…。